らじら ー! サタデーと、らじらー! サンデーを聞きながら来週の為替相場を予想する

3月3日の利益⇒48,300円

こんにちは。

ちぃ王です。らじら ー! サタデーが意外に面白いんですよ。

知っていますか？

ＮＨＫのラジオ番組です。

明日は、らじらー! サンデーも聞く予定です。

たまには、為替以外の事を楽しむのも大事ですね

（ちぃ王の来週のＦＸ為替相場予想）

（豪ドル）

堅調の予感。

トランプ大統領の議会演説に目新しい内容はなく、市場参加者が関心を寄せている米国の税制改革やインフラ投資の詳細は予算教書発表まで先送りされたが、景気刺激策を期待する雰囲気は変わらず。中国の購買担当者景気指数（PMI）が底堅いとはいえ、資本流出が止まらない中国の景気不安は豪ドルの圧迫要因である。

欧州の政治不安はリスク選好ムードを阻害するが、目先の豪ドルはトランプ相場の期待感に酔う局面が来るのではないか。リスク選好ムードが高まるなら、豪ドル／ドルは2016年以降の安値もみ合いレンジの上限である0.78ドル前半を目指すと思われる。豪ドル円は2014年11月高値と2016年6月安値の61.8％戻しである91.27円を上値のメドとする。

米国では今月の利上げ観測が高まっている。米金融当局者は今年の利上げペース加速を明言しており、今年最初の一歩は3月14-15日に行われる米連邦公開市場委員会（FOMC）となるかもしれない。

米国が利上げペースを速めるなら豪州との金利差は縮小へ向かうことから、豪ドル／ドルの重しとなる。ただ、10-12月期の豪国内総生産（GDP）は2月の豪金融政策報告の想定を上回った。資源開発ブームと設備投資拡大の反動がまだ続いている。

設備投資の縮小が豪経済の足かせとなったままだが、それでも豪経済は拡大を続けている。ロウRBA総裁は低金利政策によって家計債務の拡大や住宅価格の上昇が促進され、金融安定が損なわれていると認識しており、追加利下げには否定的だ。

資源開発ブームが崩れ去った後の豪州の転換期はおそらく今年にも終わりを迎える。利上げを意識するのは早計だが、豪ドル買いを検討すべき局面がすでに到来していると思われる。
　
（南ア・ランド）

対ドルで重くなってきそうだ。今年の米利上げ開始は6月からと想定されていたが、ダドリーNY連銀総裁やブレイナード米連邦準備理事会（FRB）理事など利上げに慎重なFOMCメンバーが3月利上げの地ならしに動いている。

昨年は利上げをすると繰り返しつつ、たびたび見送った経緯があり、今年も同じパターンとなる可能性もあるが、本当に利上げペースが加速するなら、政治的・経済的に不安定な高金利通貨の存在意義は脅かされる。それなりの金利が得られるなら、危なっかしい通貨をわざわざロングにする必要はない。

（ポンド）

3月中旬から後半に見込まれる英国の欧州連合（EU）離脱開始のリスボン条約50条の発動に絡んだ動きで、ポンドは上値の重い展開が予想される。再来週に米予算教書、米連邦公開市場委員会（FOMC）、オランダ総選挙など注目イベントを控え、思惑的な動きが強まる可能性もある。

英国内では来週、1月の貿易収支や鉱工業生産などの発表が予定されている。今週発表された2月の製造業PMIは市場予想を下回る54.6と、2カ月連続で低下した。約2年ぶりの高い水準となった昨年12月の56.1から大きくかい離しておらず、英経済の底堅さを示す結果といえる。

ポンド安が輸出を拡大させているものの、コストの上昇が企業を圧迫していることも同時に示されている。物価高が企業のセンチメントに影響が出ている模様。英小売協会（BRC）が発表した2月の店頭小売価格指数は前年比-1.0％と、前月から下落幅を縮小し、2014年1月以来の小幅な下落となった。

インフレ圧力が店頭価格に表れ始めていることがうかがえる。インフレ圧力は高まっているものの、ポンド安がインフレに及ぼす影響は今のところ、イングランド銀行（BOE）の想定の範囲内にとどまっており、賃金の上昇も緩やかなペースであることから、長期にわたって低金利政策が維持される可能性がある。

明日は、らじらー! サンデーをぜひ聞いてみてください。

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